近藤 光江 acanthus mollis design

このプロジェクトは、ふくいけんワクワクチャレンジプランコンテスト２０２３において、「福井県をデザイン思考の力で空間デザイナーとして問題解決する」という提案が採択され、そこでいただいた採択金で作りました。
ＳＮＳなどによる情報の飽和状態で日々振り回されたり的確な選択方法が分からず困っている青少年や、集団心理のデメリットにより疲弊している人々へ向けて、” 個々の特性に自信を持って生きていってもらいたい、遠回りの道自体もあなたを成長させている” という願いを込め、テンポのいい音楽と共に福井県を舞台にしたアニメーション化をしました。下記がＹＯＵＴＵＢＥ公開ページとなります。よろしければご覧ください。

その中に出てくる「光の回廊」のシーンを空間演出で再現化するため、ラブリーパートナーエルパ西側駐車場内でイルミネーションアート作品を展開しております。（2024/11/01-2025/02/14開催）
県内の各教育委員会から小・中学校へ、また県の方からは高校・大学・養護学校・盲学校・聾学校・図書館などにチラシ配布やポスターを掲示依頼していただきました。私自身は、引きこもりサービズ事業所や障害サービス施設、不登校の子の教室で普及活動しております。
実際に展開し始めてみて思ったのが、国内外や世代に関係なく、このアニメーションや空間演出を通じ、それぞれの持つ悩みに重ね合わせてご覧いただけていることに驚いております。今回のこのプロジェクトでの利点や改善点を基にこれからも違ったプロジェクトでも挑戦してみたいと思います。

商品コンセプトと制作のポイント：
クライアント様の別注品スニーカーは特別な商品なので、通常店舗とは別エリアで特別展示するスペースを制作するようにと受注を受けました。ターゲットとなる客層の購入意欲を増加させ、リピーターとなってもらえるよう徹底的にリサーチし、商品が更に魅力的に感じられるよう、ブランドデザイン確立も兼ねる店舗デザインをご提案し具現化いたしました。

１年間の企画ということもあり、耐久性はもちろんの事、何度来てもまた来たくなるようなワクワクする空間を演出いたしました。企画イベントの区間演出の立案及び設計～施工までを担当いたしました。来場者のお子様はそこでどういった行動に出るか大人の立場からだと予想できないことも施設様と共に様々な角度から考え、安全第一でかつ大人も子供もワクワクし満足して帰って行ってもらえるような企画デザイン及び高品質な商品の提供のための施工を一貫して担当いたしました。

当日のプレス公開の瞬間と共にどう公開するか、また当日の天候等（風向き等）も含め、練りに練って挑みました。イベント進行に伴い、特殊効果での霧やバズーカなど、人工的に作りだす視覚効果と合わせて巨大ユニフォームがお披露目されることとなりました。数秒間ですべてが決まるこの出来事に数か月前から細部まで作戦をし挑みました。見事お披露目は大成功に収まりました。

商品コンセプトと制作のポイント：
フランス（本国）での商品公開時の商品イメージ及び空間演出イメージを基に、日本でも、デザインコンセプトに沿った空間プロデュースや細部にわたる造作のこだわりを持ってクライアント様及びゲスト様に提供させていただきました。