野倉 勇樹 一級建築士事務所blend

木造のクリニックとして地域材を積極的に活用し、診察室には福井県産の杉材を構造材（梁材）として室内にあらわしのデザインとしています。待合室の天井とアプローチの軒天には福井県産の杉板を室内外に連続するように使っています。

隣地（実家）の庭を借景とするため既存樹木の配置に合わせて大きな窓を分散して配置しました。天井が高く大きな窓のある開放的な場所と壁に囲まれ天井高さの抑えられた落ち着きのある場所が間仕切りのないワンルームとしてつながります。本を読んだり、食事をしたり、おしゃべりをしたり、その時その時にお気に入りの場所を見つけて暮らす住まいです。

築古の共同住宅を全体リノベーションするプロジェクトです。
部屋ごとにリノベーションする工事の具合を調整することでバリエーションに富む住戸を生み出します。一部を店舗に用途変更することで地域の活性化を目指しています。