湯淺 亜依 フリーランス

福井市の新栄商店街に並ぶ3棟の建物をリノベーションし、一つの商業施設として再生したプロジェクト。ロゴデザイン、エリアマップデザイン、サインデザインを担当。「過去と現在の福井をつなぎ、ともに息づく」をデザインコンセプトとし、福井の歴史ある名所が、これからも時を超えて愛されるようにとの願いを込め、ニューレトロでタイムレスなシンボルに仕上げた。

香川県及びかがわ農産物流通消費推進協議会では2024年度からブランド化の取組みを開始した香川県産レモン「さぬき讃レモン」の認知度向上に向けたブランドデザイン。さぬき讃レモンとは、基準を満たした県内の登録生産者が、穏やかな気候と豊かな自然環境のもと、品質などにこだわって大切に育てたレモン。太陽の「SUN」、香川県産の「産」、賛美の「賛」に、讃岐の「讃」の漢字を当て、消費者に分かりやすく、強く印象づけるよう命名された。ロゴコンセプトは「さぬき産まれの自慢の子」。葉っぱの帽子をちょんと載せ、爽やかに微笑むのは、太陽をいっぱい浴びて育った、素直でやさしいさぬきの子。生産者が手塩にかけて大切に育てたレモンは、まるでさぬきが産んだ元気な子どものよう。さぬきのレモンがより多くの人々から愛されるようにとの願いを込め、さぬき讃レモンを擬人化した、顔が「さ」で出来ている、愛嬌のあるレモンの子どものシンボルに仕上げた。

地球にとって大切なCO2を排出しない電気を、幼少期から知っていただく取り組みとして、2歳から5歳の未就学児を対象に再生可能エネルギーについて学ぶイベントのための絵本「ちきゅうがよろこぶおひさまでんき」を制作。しろくま電力のシロクマのキャラクター”ぱわーくん”が「地球のためになる発電方法を探す旅に出る」という内容の絵本で、地球の抱える温暖化問題や普段自分たちが使っている電力の仕組み、これからの未来にできることを伝えながら、子どもたちに楽しく読んでもらえるような絵本に仕上げた。イベントは東京都渋谷区にあるポピンズナーサリースクール HARUMI FLAG PORT VILLAGEで行われ、同施設に通う4歳児のお子様14名と、オンラインで70園・約500名のお子様が参加。

神奈川県川崎市のカフェ「kopje koffie」のブランディングデザイン。オランダ語で「一杯のコーヒー」を意味する”kopje koffie”（コーピー・コーヒー）。「一杯のコーヒーにも40年の思い出」というトルコのことわざにオーナーがインスピレーションを受けたというエピソードから、40個のドットが並んだデザインに。ドットには、コーヒー豆や、そこで出逢う人々、一滴一滴大切に淹れるという意味を込めている。

桜の木の下で期間限定で開かれた本屋をデザイン。

愛媛県松山市のフラワーショップKIKIのロゴデザイン。マークのみでも覚えてもらいやすいように「キキ」のカタカナの文字を花に見立てて、あたたかみのあるシンボルに仕上げた。花のようにも見え、人と人が関わり合っているようにも見えるロゴは、見る人によってさまざまな解釈がされるようなデザインになっている。

暗闇で音楽に合わせてピラティスができる Beat Pilates のロゴマーク。人の目を気にせずに自分と向き合いながら運動できるスタジオとなっている。現在、秋田に１店舗、東京に２店舗、神奈川に１店舗と、全国的にサービスを展開。